人気ブログランキング | 話題のタグを見る

PRADA by Herzog & de Meuron パート2

PRADA by Herzog & de Meuron パート2_c0036283_1351486.jpg

PRADA by Herzog & de Meuron パート2_c0036283_1324150.jpg

PRADA by Herzog & de Meuron パート2_c0036283_13241529.jpg

昼間は、夜とはまた違った存在感をはなっています。

スイスはバーゼル(Basel)出身の建築家二人組ヘルツォーク・ド・ムーロンによるプラダブティック青山。
表参道を下っていったところにあります。
ちなみに、今年の4月くらいに撮った写真の蔵出しです^^;

コンセプチュアルで哲学的な彼らの建築は、ファンが多いです。
私も好きです。
このプラダの建物にしても、見た瞬間に「なんだこりゃ?!」と思わせるインパクトがありつつも、根底に流れる揺ぎ無い精神性を感じます。

1枚目の写真の一番下のところが入り口です。
入り口の形も、ガラスの形と一緒というのがなんとも心をつかまれます。
入り口には、いつもかっこよさげな男の店員さんが立っていて、以前行った時は雨だったのですが、店員さんが傘を傘袋に入れてくれはるんですよ!
ほぉ~さすが!こういう高級店に行き慣れない私は、そんなことでカルチャーショック。
すいません、建築が見たいだけなんです・・・と思いながら潜入。

外面のガラスの一部は、2枚目の写真のように湾曲しています。
ナウシカのオームを連想しました。

三枚目は、そのガラスの曲面のため、陽炎のように地面に映る影が面白くて撮りました。
建物を囲む外壁も、四角形でデザインされています。
芝(?)を養生しているようですよ。



PRADA by Herzog & de Meuron パート2_c0036283_13411948.jpg

3年前、Baselに行ったときの写真。
バカチョンカメラで夜間に撮ったので、ひどいアリサマですけども・・・

Baselは、ドイツ・フランスと国境を接するスイスの街で、市内にも有名建築家の手がけた建物がたくさんあったり、郊外にはVitra Design Museumやレンゾ・ピアノによるバイエラー美術館、もっと足を伸ばすとロンシャンの教会など、建築的に見所が多いので、建築を勉強する学生が多く訪れます。
というわけで、バーゼルのユースホステルで日本人を見たら、建築を勉強する人だったということが多いです。
私は単なる趣味の建築鑑賞人なのですが、割とマニアックに建築を巡っていたので、そういった学生と話が合ったのです。

んで、バーゼルはヘルツォーク・ド・ムーロンの出身地だけあり、市内には彼らの手による建築がたくさんあります。
その中の一つが、このシグナル・ボックス。

夜の8時頃に、建築系の学生さん達と市電を乗り継いで行った記憶が。
鉄道の変圧関係の施設で、一般の人は中には入れません。
夜に、近くまで忍び込みました(笑

赤銅色の金属を薄く延ばしたものを、外面にグルグル巻きつけています。
電磁波をカットするという機能と、美しさが融合したデザインですね。
(この写真じゃちっともわかりませんが・・・)

プラダ青山店とシグナルボックス・・・共通する点は、一つの素材にまで突き詰めていく彼らの手法だと思います。
機能とコンセプト・・・それらを実現する最適な素材は何か?
というところまで突き詰めて、それを活かす建築を設計しているという感じがしました。

ま、あくまで素人の見た目での感想です^^;
by shima330 | 2005-09-12 13:23 | ●建築・インテリア
<< ニュー・メガネ ヘルツォーク・ド・ムーロン >>